平成20年10月に「安城レッズミニバスケットボール」は産声をあげ、そして遂に平成21年4月に「安城レッズジュニアチーム」が誕生しました。
安城市におけるジュニアチーム誕生は、とても重要だと考えます。近隣の岡崎市・豊田市に比べ、安城市に関してはチーム数から比較してもまだ発展途上にある地域と考えます。
「ミニ」から「ジュニア」への一貫指導システムによるメリットは、今後の組織(チーム)運営にとっては最大のメリットになるはずです。そこに、我々が考える「地元スポンサー」「教育機関」によるバックアップ体制が更に加わり、今までにないクラブチームが誕生します。
安城レッズ「地域密着」「教育機関とのタイアップ」に徹底的にこだわります。地元選手が育つ環境を提供することが我々指導者にもとめられています。
現状の環境を常に変化させていき、あらゆる角度からの改善(ブラッシュアップ)アプローチを実施し、安城レッズによる新しい地域密着型クラブチームを目指します。
「一貫指導システム」による最大のメリットは、我々指導者の考えの“ズレ”がないことにあります。
通常の組織(チーム)運営上の場合、教示する「言葉」の違いが各指導者によって異なり、練習内容や教わった知識(戦術・技術)が統一されていないことが問題視されていました。それによって選手たちに迷いが生じ、後に「不安」へと変わってしまうのです。もちろん、保護者の方々の「信頼」をも無くしかねません。
安城レッズは、その問題を「絆(きずな)」というキーワードで解決します。ホームページの「コーチ紹介」を閲覧して頂ければわかるかと思います。同じチームに所属した選手同志の関係や同じ年齢層で固めたコーチ陣だからこそ実現できたのです。
将来、この安城レッズから育った選手たちが、我々コーチ陣と同様に「楽しさ・やりがい・喜び」を「仲間」と一緒に、再び指導者としてコートに戻って来られるベース(土台)を造り上げます。
● 「感謝の気持ち」を忘れず、思いやり・やさしさを重んじる人を育てる
● フェアさを持ち、公正な判断ができる人を育てる
● 自らが目標設定し、考え、行動できる人を育てる
● 成功・失敗体験から多くを学び、自らを成長させる人を育てる
● 続けることの大変さ、難しさを自らが経験し成長できる人を育てる
● 社会というコミュ二ティーに適応・順応できる人を育てる
バスケットボールにおける基本動作、考えを更に徹底的に身に付けるように反復練習を実施します。安城レッズの展開するプレイは「ディフェンスからの速攻」というシンプルなバスケットスタイルです。
このシンプルなバスケットを展開するには更に「個人能力の向上」と「メンタリティー(精神面)の強化」が必要となります。ファンダメンタル(基礎)の徹底こそが、次のステージの道を切り開く重要な“カギ”となります。我々コーチから選手みんなに伝えたいことは、自分が決めた目標を達成させる“断固たる決意”とバスケットを心から愛する“情熱”を持ち、選手一人ひとりが毎日の練習を“全力プレイ”で取組んでもらいたい。
【オフェンス】
1.アウトナンバー(数的優位)を創る
2.アーリーオフェンス(シンプルな攻撃)で攻めきる
3.フロアーバランス・スペーシング(空間)を考えたムービング(動き)の重要性
4.動きだすタイミング(時間)を考える ※間の取り方
5.ノーマークは必ずシュート(判断の優先順位)
6.一球入魂(気持が入った強気なシュート)
【ディフェンス】
1.ステイローの構え
2.ワンアームウェイのポジション
3.一歩目の重要性(オフェンスコースに入る)
4.ボールへのプレッシャー
5.スクリーンアウトの徹底
6.チームディフェンス(カバーポジション)の徹底
想定されるあらゆる場面での状況判断を次の展開をも予測しつつ「1秒」にも満たないあいだに「シュート・ドリブル・パス」を判断・決定しなければなりません。
この時期(ジュニア)は、フロアーバランス(スペーシング)の動きやその動きに対する動き出す前の「間の取り方(タイミング)」、カットインに対する各ポジションの「合わせ」も考え、オフェンス時に必要な「アイコンタクト」、ディフェンス時に必要な「ボイスコミュニケーション」などを徹底的に練習し、チームとしての機能を最大限生かせるように取り組みます。ただ、技術・能力の高いチームではなく、創造性豊かな選手が集まるチームを目指します。